Sun GlassFish Enterprise Server v3 管理ガイド

HTTP トランスポートの管理

各 HTTP リスナーは HTTP トランスポートを持ち、この HTTP トランスポートは、create-transport サブコマンドを使用するか、「HTTP ネットワークリスナーを作成する」の手順に従う場合に適用される組み込みトランスポートを使用して作成されます。

ここでは、次のテーマを取り上げます。

Procedureトランスポートを作成する

ネットワークリスナーのトランスポートを作成するには、リモートモードで create-transport サブコマンドを使用します。

  1. サーバーが実行されていることを確認します。

    リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。

  2. create-transport(1) サブコマンドを使用して、トランスポートを作成します。

    サブコマンドのオプションとプロパティーについては、このマニュアルページに記載されています。


例 16–6 トランスポートの作成

この例は、アクセプタスレッド数としてデフォルト以外の値を使用する、http1-trans というトランスポートを作成します。


asadmin> create-transport --acceptorthreads 100 http1-trans
Command create-transport executed successfully.

参照

コマンド行に asadmin help create-transport と入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。

Procedureトランスポートを一覧表示する

既存の HTTP トランスポートを一覧表示するには、リモートモードで list-transports サブコマンドを使用します。

  1. サーバーが実行されていることを確認します。

    リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。

  2. list-transports(1) サブコマンドを使用して、既存のトランスポートを一覧表示します。


例 16–7 HTTP トランスポートの一覧表示

この例は、既存のトランスポートを一覧表示します。


asadmin> list-transports
http1-trans
tcp
Command list-transports executed successfully.

参照

コマンド行に asadmin help list-transports と入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。

Procedureトランスポートを削除する

トランスポートを削除するには、リモートモードで delete-transport サブコマンドを使用します。

  1. サーバーが実行されていることを確認します。

    リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。

  2. delete-transport(1) サブコマンドを使用して、トランスポートを削除します。


例 16–8 トランスポートの削除

この例は、http1-trans というトランスポートを削除します。


asadmin> delete-transport http1-trans
Command delete-transport executed successfully. 

参照

コマンド行に asadmin help delete-transport と入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。