次に、移行を実行する場合の CPU に対する要件および制限を示します。
ソースマシンおよびターゲットマシンには、同じ周波数で動作する同じタイプのプロセッサが搭載されている必要があります。
ターゲットマシンには、ドメインによって使用されるストランドの数に対応できる十分な空きストランドが存在する必要があります。また、移行されるドメインにはフルコアが割り当てられている必要があります。ソースのストランドの数がフルコアより少ない場合、移行されたドメインの再起動後までドメインに追加のストランドを使用することはできません。
移行後、ターゲットドメインが再起動されるまで、ターゲットドメインでの CPU の動的再構成 (DR) は無効になります。再起動が完了すると、そのドメインでの CPU の DR が可能になります。
移行前にドメインが 1 つのストランドに縮小できるように、ソースドメインのストランドを 1 つのみにするか、またはゲスト OS で CPU の DR をサポートしている必要があります。ゲストドメインが CPU の DR による削除が失敗する状態の場合、移行の試みも失敗することがあります。たとえば、ゲストドメイン内の CPU にバインドされた処理、またはソース論理ドメインに構成されたプロセッサセットによって、移行処理が失敗する可能性があります。