LDoms 1.2 ソフトウェアは、以前のバージョンのその他のソフトウェアコンポーネントとともに実行することが可能です。たとえば、1 台のマシンのさまざまなドメイン上で異なるバージョンの Solaris OS を動作させることができます。Logical Domains 1.2 のすべての機能を使用するには、使用している論理ドメインが、Solaris 10 5/09 および 表 1–1 に示すパッチを実行していることを確認してください。同じシステム上の各論理ドメインでは、異なる OS リリースを実行できます。前のバージョンの OS を実行しているドメインでは、Logical Domains 1.2 の一部の機能を使用できない場合があります。ただし、代替アップグレード方針として、制御ドメインとサービスドメインを Solaris 10 5/09 および 表 1–1 に示すパッチにアップグレードし、ゲストドメインは既存のパッチレベルで実行し続けることもできます。
次の表に、必須ソフトウェアの最小要件のバージョンを示します。LDoms 1.2 パッケージ SUNWldm は、少なくとも次のバージョンのソフトウェアを実行するシステムに適用できます。ソフトウェアの最小要件のバージョンは、プラットフォームに固有であり、マシンの CPU の要件に応じて異なります。特定の CPU タイプに対して最小要件となる Solaris OS のバージョンは、すべてのドメインタイプ (制御、サービス、I/O、およびゲスト) に適用されます。
表 1–3 ソフトウェアの最小要件のバージョン
サポートされるサーバー |
システムファームウェア |
Solaris OS |
---|---|---|
UltraSPARC T2 Plus ベースのサーバー |
7.1.x |
ID 127111-08 以降のパッチが適用された Solaris 10 8/07 |
UltraSPARC T2 ベースのサーバー |
7.1.x |
Solaris 10 8/07 |
UltraSPARC T1 ベースのサーバー |
6.6.x |
ID 124921-02、ID 125043-01、および KU 118833-36 以降のパッチが適用された Solaris 10 11/06 |