メッセージをファイルに保存するには、mailx プロンプトに対して次の形式のコマンドを実行します。
s number filename |
number は保存するメッセージの番号、filename はメッセージが保存されるファイル名です。たとえば、3 番目のメッセージを ~/notes/finance というファイルに保存するには、次のように入力します。
? s 3 ~/notes/finance |
パス名中の ~ は、各ユーザのホームディレクトリを示します。
複数のメッセージを一度に同じファイルに保存することもできます。たとえば、3 、5 、6 、7 、8 番目のメッセージを~/notes/finance に保存するには、次のように入力します。
? s 3 5-8 ~/notes/finance |
指定したファイルが存在しない場合は、mailx によって作成されます。ファイルが存在する場合は、保存するメッセージはファイルの終わりに追加されます。
メッセージをファイルに保存すると、そのメールはメールボックスから削除されます。この場合は、保存されたメッセージの見出しにアスタリスク (*) が表示されます。
3 番目のメールをメールボックスに残したまま別のファイルに追加 (コピー) する場合は、次のように copy コマンドを入力します。
? c 3 ~/notes/finance |