ファイル内に保存されたメッセージを読み取るには、次の形式のコマンドを使います。
mailx -f filename |
上記の例では、~/memos/finance ファイル内のメッセージを読み取るには、次のように入力します。
$ mailx -f ~/memos/finance |
フォルダに保存されたメッセージを読み取る場合も同じコマンドを使います。その場合は、絶対パス名の代わりに + 記号を使います。たとえば、projects フォルダ内のメッセージを読み取るには、次のように入力します。
$ mailx -f +projects |
このコマンドは、指定されたファイルやフォルダに対してmailx を起動し、それらのファイルやフォルダ内に存在するメッセージの見出しを表示します。読み取るメッセージを選択するには、mailx プロンプトに対してメッセージの番号を入力し、Return キーを押します。
mailx プログラム内からもフォルダを操作できます。フォルダのリストを参照するには、mailx プロンプトに対して次のコマンドを入力します。
? folders |
メールボックスからフォルダに切り換えるには、次の形式のコマンドを使います。
? folder +foldername |
メールボックスに戻るには、mailx プロンプトに対して次のコマンドを入力します。
? % |
mailx を起動したなかで最後に使用したフォルダに戻るには、次のように入力します。
? # |