Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

複数の画面を使用するためのデスクトップの構成

標準的なログインでは、1 つの画面でデスクトップを起動します。Xconfig ファイルを編集すると、複数の画面でデスクトップを起動できます。このファイルを変更するには、root ユーザとしてログインしなければなりません。


注 –

ログイン構成情報を迅速に編集するには、[復旧セッション] オプションを使用して、デスクトップ全体ではなく、1 つの xterm ウィンドウを実行してください。


複数の画面でデスクトップを起動するには

  1. 次のコマンドを入力してから Return キーを押し、Xserver ファイルのコピーを作成します。

    # cp /usr/dt/config/Xservers /etc/dt/config/Xservers
    

    注 –

    /etc/dt/config/Xservers は、/usr/dt/config/Xservers の設定を無効にします。


  2. /etc/dt/config/Xservers ファイルを編集して、2 つのフレーム・バッファ (画面) を設定します。

    1. 次の行を探します。

            :0 Local local_uid@console root /usr/openwin/bin/Xsun :0
    2. この行の最後に、2 つの -dev オプションを追加します。この例では、/dev/fb0/dev/fb1 という名前であると仮定します。スペースの後に、次のように追加します。

            -dev /dev/fb0 -dev /dev/fb1
  3. [オプション] メニューから [ログイン画面のリセット] を選択します。

    Graphic
    注 –

    Solaris CDE を複数の画面で実行する場合、フロント・パネルはそれぞれの画面に表示されます。構成ファイルは、フロントパネルごとに別々に設定できます。