Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

印刷の概念

プリンタ・コントロールにファイルをドロップすることにより印刷要求が起動されると、システムは次の作業を実行します。

  1. システムは、ドロップされたオブジェクトの定義をデータ型データベースで検索します。

  2. データ型用の一意の印刷アクション (印刷アクションの ARG_TYPE フィールドを使用して指定されます) がある場合は、そのアクション使用します。アクションがない場合は、デフォルトのプリント・アクション (dtlp) を使用します。たとえば、PostScriptTM ファイルの場合、システムは PostScript ファイル用の [印刷] アクションを使用します (このアクションは /usr/dt/appconfig/types/language/dt.dt で定義されます)。このデータ型用のアクション作成ツールを使用した場合、入力した印刷コマンドは、このデータ型でファイルを印刷するために使用される固有の印刷アクションになります。

  3. ファイルは、通常の UNIX lp 印刷サブシステムを使用してプリンタに配信されます。