ヘルプ検索パスは、システムに登録されるヘルプ情報を格納しているファイルを、指定された位置で検索するようデスクトップに指示します。
デフォルトのヘルプ検索パスの位置には、個人用、システム共通、および組み込みがあります。デフォルトの language は C です。
個人用の位置 — HomeDirectory/.dt/help
システム共通の位置 — /etc/dt/appconfig/help/language
組み込みの位置 — /usr/dt/appconfig/help/language
アプリケーション検索パスに位置が追加されると、適切なヘルプのサブディレクトリが、ヘルプ検索パスに自動的に追加されます (詳細は、アプリケーション検索パスがデータベース、アイコン、およびヘルプの検索パスに与える影響を参照してください)。
たとえば、アプリケーション・サーバ hosta: がアプリケーション検索パスに追加されると、ディレクトリ hosta:/etc/dt/appconfig/help/language がヘルプ検索パスに自動的に追加されます。
ヘルプ検索パスは、組み込み位置と次の入力変数で構成されます。
DTSPSYSHELP
— システム共通のヘルプ検索パス入力変数
DTSPUSERHELP
— 個人用のヘルプ検索パス入力変数
アプリケーション検索パス以外の位置を指定するには、これらの入力変数を使用します。
構成されたヘルプ検索パスは、出力変数 DTHELPSEARCHPATH
によって指定されます。
DTSPSYSHELP
変数と DTSPUSERHELP
変数の構文は次のとおりです。
VARIABLE=location [,location...]
location が取り得る構文は次のとおりです。
/path — ローカル (セッション・サーバ) システムのディレクトリを指定します。ローカル・ディレクトリを追加するにはこの構文を使用します。
別のシステム上での位置を指定するには、ネットワーク・ファイル名を使用します (例: /nfs/servera/projects/help)。
ヘルプ検索パスの値 (DTHELPSEARCHPATH
)
は、次の位置を組み合わせて作成されます。位置は、上から優先度の高い順に並んでいます。
DTSPUSERHELP
変数を使用して指定した位置
DTSPUSERAPPHOSTS
変数から派生した位置
デフォルトの個人用の位置: HomeDirectory/.dt/help
デフォルト位置: /etc/dt/appconfig/help/language
DTSPSYSHELP
変数を使用して指定した位置
DTSPSYSAPPHOSTS
変数から派生した位置
/usr/dt/appconfig/help/language