Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

手順 4: アプリケーションのアクションとデータ型の作成


注 –

アプリケーションのアクションとデータ型の作成例については、登録パッケージの作成例の手順 4 を参照してください。


アクションとデータ型は、アプリケーションのユーザ・インタフェースを提供します。

アプリケーションが要求するアクションとデータ型

典型的なアプリケーションは、次のようなアクションとデータ型定義が必要です。

アクションとデータ型がどのようにデスクトップで使用されるかについては、第 10 章「アクションとデータ型の概要」を参照してください。

アクションおよびデータ型定義構成ファイルの位置

アクションとデータ型は、構成ファイルに定義されます。アクションとデータ型定義が入っているファイル名の取り決めとしては、必ず拡張子 .dt を付けるということだけです。取り決めに従って、action_name.dt または application_name.dt というファイル名が付けられます。

ディレクトリ app_root/dt/appconfig/types/language にあるアプリケーションの root の下に、アクションおよびデータ型の入っているファイルを置きます。デフォルトの languageC です。

図 5–6 アクションおよびデータ型定義ファイル

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アクションとデータ型の作成方法

次のいずれかの方法で、アクションとデータ型を作成できます。

[アクション作成] を使用してアクションとデータ型を作成するには

この手順は、[アクション作成] ユーティリティを使用して、アプリケーションのアクションとデータ型を作成します。

[アクション作成] の詳細は、オンライン・ヘルプまたは第 11 章「アクション作成ツールを使ったアクションとデータ型の作成」を参照してください。

  1. [デスクトップアプリケーション] アプリケーション・グループを開き、[アクション作成] をダブルクリックします。

  2. [アクション作成] を使用して、アプリケーションとそのデータ型用のアクションとデータ型定義を作成します。

    [アクション作成] で作成した構成ファイルは、HomeDirectory/.dt/type/action_name.dt に書かれます。アクション・ファイル (アクションと同じ名前を持つ実行可能ファイル) は、ホーム・ディレクトリに置かれます。

  3. ホーム・ディレクトリに作成されたアクション・ファイルを使用してアクションをテストします。

  4. アクション定義ファイル HomeDirectory/.dt/type/action_name.dtapp_root/dt/appconfig/types/language ディレクトリにコピーします。

  5. アプリケーション・グループ・ディレクトリが作成された後 (詳細は、手順 7: アプリケーション・グループの作成 を参照してください)、アクション・ファイル HomeDirectory/action_nameapp_root/dt/appconfig/appmanager/language/appgroup_name ディレクトリにコピーします。

アクションとデータ型を手入力で作成するには

    アプリケーションのアクションとデータ型が入っている構成ファイルを作成します。

アクションとデータ型定義ファイルは、name.dt というファイル名の命名規則に必ず従わなければなりません。

アクションとデータ型定義は、1 つまたは複数のファイルに分けて入れることができます。各ファイルは、システム管理者が簡単にアプリケーションへ接続できるファイル名を使用します。

アクション名とデータ型名は、必ず一語にしてください (埋め込みスペースも使用しないでください)。下線文字を使用することもできます。規則により、アクション名またはデータ型名の最初の文字は大文字にします。既存のアクション名またはファイル名は使用しないでください。上級ユーザおよびシステム管理者が、簡単にアプリケーションに接続できる名前を使用します。

アクション名と異なる名前のラベルが付いたアプリケーションのアイコンを使用する場合は、アクション定義に LABEL フィールドを取り込みます。

アクションとデータ型の作成方法については、次の章を参照してください。