インストール中にシステムによってディスクが排出され、インストールが失敗することがあります。このエラーは、Solaris 10 インストールディスクからブートする場合に発生します。インストールディスクは、Solaris 10 Operating System DVD または Solaris 10 SOFTWARE - 1 CD のどちらかです。システムをブートしたあと、Solaris フラッシュアーカイブをネットワークからインストールしようと試みたときです。
この問題は、次の 2 つの状況で発生します。
DVD または CD のインストールディスクから Solaris GUI インストールプログラムを実行している場合で、システムに対して無効な Solaris フラッシュアーカイブを指定したとき。たとえば、SPARC ベースのシステムへのインストール中に x86 アーカイブのパスを指定すると、このエラーが発生します。ディスクが排出されたあと、次のようなエラーメッセージがコンソールウィンドウに表示されることがあります。
/sbin/install-solaris: rm: cannot execute /sbin/install-solaris: date: cannot execute /sbin/install-solaris: gettext: cannot execute. |
Solaris 10 インストールディスクから Solaris テキストインストーラをコンソールセッションで実行し、Solaris フラッシュアーカイブをネットワークから正常にインストールした場合。ディスクが排出されたあと、次のようなエラーメッセージがコンソールウィンドウに表示されることがあります。
/sbin/setup-launcher[310]: 1356 Killed /sbin/setup-launcher[315]: 1357 Killed |
回避方法 1: 無効なアーカイブによってエラーが発生した場合は、エラーの原因に応じて次のいずれかを実行してください。
GUI インストールプログラムを使用して、インストールを再実行します。有効なアーカイブのパスを指定します。
ウィンドウ表示環境のデスクトップセッションでテキストに基づいたインストーラを使用して、アーカイブをインストールします。
SPARC ベースのシステムの場合は、ok プロンプトで boot cdrom -text と入力します。
x86 ベースのシステムの場合は、インストールの種類を選択するよう求めるプロンプトが表示されたら、「3 Solaris Interactive Text (Desktop session)」を選択します。
回避方法 2: テキストに基づいたインストーラをコンソールセッションで使用したあとにエラーが発生した場合は、次のいずれかを実行してください。