この機能は、Solaris Express 1/04 で新しく追加されました。
動的資源プール (DRP) は、資源プールが使用可能になっているシステム上のシステムイベントとアプリケーション負荷の変化に応じて、各プールの資源割り当てを調整する機構を提供します。管理者が指定したシステム性能の目標が維持されるように、資源割り当てが自動的に調整されます。構成の変更はログに記録されます。
これらの機能は、主に資源コントローラ poold によって適用されます。この資源コントローラは、動的な資源割り当てが必要になると動作するシステムデーモンです。poold は、定期的にシステム上の負荷を検査し、指定されている資源利用率の目標を維持するためにシステム介入が必要かどうかを判断します。調整できる場合は、このデーモンが適切な処置を適用します。調整できない場合は、状態が記録されます。
詳細は、『Solaris のシステム管理 (Solaris コンテナ : 資源管理と Solaris ゾーン)』の次の章を参照してください。
第 12 章「動的資源プール (概要)」
第 13 章「動的資源プールの管理 (手順)」
第 14 章「資源管理の構成例」
また、次のマニュアルページも参照してください。