Solaris 10 の概要

拡張アカウンティングサブシステムの機能拡張

拡張アカウンティングは、Solaris 9 オペレーティングシステムが最初に配布された 2002 年 5 月に導入されました。Software Express パイロットプログラムでは、フローアカウンティングの機能拡張と Perl インタフェースが導入されました。これらの機能拡張は、Solaris 10 3/05 リリースに組み込まれています。


注 –

Solaris 9 ユーザー向けに、フローアカウンティングの拡張が Solaris 9 9/02 で新しく追加されました。Perl インタフェースは、Solaris 9 4/03 で新しく追加されました。


拡張アカウンティングプロセスは、IP サービス品質 (IPQoS) のフローアカウンティングモジュールと併用できます。IPQoS の詳細については、『Solaris のシステム管理 (IP サービス)』の第 7 部「IP サービス品質 (IPQoS)」を参照してください。

拡張アカウンティング機能の詳細は、『Solaris のシステム管理 (Solaris コンテナ : 資源管理と Solaris ゾーン)』の第 5 章「拡張アカウンティングの管理 (手順)」を参照してください。

Software Express リリースには、libexacct の Perl インタフェースが用意されています。このインタフェースを使って、exacct フレームワークによって生成されたアカウンティングファイルを読み取る Perl スクリプトを作成できます。exacct ファイルを作成する Perl スクリプトも作成できます。この新しい Perl インタフェースは、基盤となる C API と機能的に同等です。

この Perl インタフェースでは、作業単位またはプロセス単位でシステムの資源消費量を記録できます。または、IPQoS の flowacct モジュールによって提供されたセレクタ単位でシステムの資源消費量を記録できます。

詳細は、次のマニュアルページを参照してください。

この節で説明している拡張機能を含む拡張アカウンティングの構成および使用方法の詳細は、『Solaris のシステム管理 (Solaris コンテナ : 資源管理と Solaris ゾーン)』の第 4 章「拡張アカウンティング (概要)」を参照してください。