資源制御 (rctls) 機能は、Solaris 9 ソフトウェアで新しく追加されました。Software Express パイロットプログラムと Solaris Express 3/04、8/04、10/04 の各リリースで、追加の資源制御が新しく導入されました。
プロジェクトによる、あるいはプロセスによる資源管理 (rctls) が新たに追加されています。資源制御は、アプリケーションがどのようにシステム資源を使用するかを制御します。
Software Express パイロットプログラムでは、次の資源制御が追加されました。これらの資源制御は、共有メモリー、メッセージキュー、セマフォーなど、System V IPC (プロセス間通信) 機能に適用されます。
project.max-shm-ids
project.max-sem-ids
project.max-msg-ids
project.max-shm-memory
process.max-sem-nsems
process.max-sem-ops
process.max-msg-qbytes
詳細は、「System V IPC 構成」を参照してください。
Solaris Express 3/04 では、次のイベントポート資源制御が追加されました。
project.max-device-locked-memory
project.max-port-ids
process.max-port-events
Solaris Express 8/04 では、次の新しい資源制御が追加されました。
project.max-lwps
project.max-tasks
Solaris Express 10/04 では、project.max-contracts 資源制御が追加されました。
Solaris Express 11/04 では、process.max-crypto-memory 暗号化資源制御が追加されました。
資源制御については、『Solaris のシステム管理 (Solaris コンテナ : 資源管理と Solaris ゾーン)』の第 6 章「資源制御 (概要)」を参照してください。この章の内容は、次のとおりです。
使用可能な資源制御の最新リスト
資源制御の概要
資源制御の構成情報
資源制御に関する説明は、project(4) のマニュアルページにも記載されています。