Oracle Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

semsys:seminfo_semmnu (Solaris 9 リリース)

Solaris 10 リリースで削除

備考欄

System V セマフォーシステムがサポートする取り消し構造体の総数

データ型

符号付き整数

デフォルト

30

範囲

1 から MAXINT

動的か

いいえ

検査

セマフォーとそれらに関係するデータ構造体によって消費され得る空間の量が、モジュールが最初にロードされるときに使用可能なカーネルメモリーの 25% と比較されます。使用される容量がこのメモリーのしきい値より大きい場合、モジュールはロードを拒否し、セマフォー機能は利用できません。

どのような場合に変更するか

デフォルト値では不十分な場合。一般には、ソフトウェアベンダーの推奨があった場合に変更します。設定された値を越える回数の取り消し操作を実行しようとしても、エラーメッセージは表示されません。システムが取り消し構造体を使い果たすと、semop(2) 呼び出しからアプリケーションに戻り値 ENOSPC が返されます。

コミットレベル

変更の可能性あり