Oracle Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

semsys:seminfo_semmsl (Solaris 9 リリース)

Solaris 10 リリースでは旧式

備考欄

セマフォー識別子あたりの System V セマフォーの最大数を指定します。

データ型

符号付き整数

デフォルト

25

範囲

1 から MAXINT

動的か

いいえ

検査

セマフォーとそれらに関係するデータ構造体によって消費され得る空間の量が、モジュールが最初にロードされるときに使用可能なカーネルメモリーの 25% と比較されます。使用される容量がこのメモリーのしきい値より大きい場合、モジュールはロードを拒否し、セマフォー機能は利用できません。

どのような場合に変更するか

デフォルト値では不十分な場合。一般には、ソフトウェアベンダーの推奨があった場合に変更します。設定された値を越える数のセマフォーを組として作成しようとしても、エラーメッセージは表示されません。semget(2) 呼び出しからアプリケーションにリターンコード EINVAL が返されます。

コミットレベル

変更の可能性あり