Oracle Solaris Product Registry 内のソフトウェアに関する情報を確認するには、端末ウィンドウで prodreg コマンドのサブコマンド browse を実行します。
端末ウィンドウを開きます。
Oracle Solaris Product Registry の内容を表示します。
% prodreg browse BROWSE # +/-/. UUID # NAME ======== ===== ==================================== = ============ 1 - root 1 System Registry 2 + a01ee8dd-1dd1-11b2-a3f2-0800209a5b6b 1 Solaris 10 System Software 3 + 8f64eabf-1dd2-11b2-a3f1-0800209a5b6b 1 Unclassified Software |
prodreg のサブコマンド browse では、登録済みソフトウェアに関する次の情報を表示できます。
prodreg browse コマンドを実行すると、Oracle Solaris Product Registry により、登録済みの各ソフトウェアコンポーネントの「ブラウズ番号」が生成されます。この番号を prodreg browse コマンドや prodreg info コマンドの引数に指定することにより、登録済みの特定のコンポーネントの下位コンポーネントを表示できます。
ブラウズ番号 (BROWSE#) は、システムのリブートや再インストールによって変更される可能性があります。ブラウズ番号をスクリプト内に記述したり、その他のログインセッションで再利用したりすることはできません。
このフィールドは、ソフトウェアコンポーネントが Oracle Solaris Product Registry に登録された子コンポーネントを持っているかどうかを示します。
このフィールドには、次の文字が表示されます。
+ - ソフトウェアコンポーネントは、現在表示されていないが子コンポーネントを持っていることを示します。
- - ソフトウェアコンポーネントは、現在表示されている子コンポーネントを持っていることを示します。
. - ソフトウェアコンポーネントが子コンポーネントを持っていないことを示します。
このフィールドには、Oracle Solaris Product Registry に格納されているソフトウェア固有の識別子が表示されます。
このフィールドには、システム上のソフトウェアコンポーネントのインスタンス番号が表示されます。システム上に複数のソフトウェアコンポーネントインスタンスがある場合、Oracle Solaris Product Registry はそれぞれのインスタンスに別々のインスタンス番号を割り当てます。
このフィールドには、ソフトウェアの地域対応化された名前が表示されます。この出力例では、Oracle Solaris OS の名前は「Oracle Solaris 10 System Software」になっています。
Oracle Solaris Product Registry 内の任意のソフトウェアコンポーネント 1 個の情報をブラウズします。
% prodreg browse -m "name" |
-m “name” コマンドは、name を名前に持つソフトウェアコンポーネントの情報を表示します。
システム上に name ソフトウェアのインスタンスが複数存在する場合は、次のコマンドを実行して Oracle Solaris Product Registry をブラウズします。
% prodreg browse -u name-UUID -i instance -n number |
一意の識別子 name-UUID で指定された name ソフトウェアコンポーネントの情報を表示します。
インスタンス番号 instance で指定された name ソフトウェアコンポーネントの情報を表示します。
コンポーネントのブラウザ番号 number を参照することでソフトウェアの情報を表示します。
次の例では、コンポーネント名を指定してソフトウェア情報を表示します。
% prodreg browse BROWSE # +/-/. UUID # NAME ======== ===== ==================================== = ============ 1 - root 1 System Registry 2 + a01ee8dd-1dd1-11b2-a3f2-0800209a5b6b 1 Solaris 10 System Software 3 + 8f64eabf-1dd2-11b2-a3f1-0800209a5b6b 1 Unclassified Software % prodreg browse -m "Solaris 10 System Software" |
次の例では、prodreg browse コマンドの -n オプションでコンポーネントのブラウズ番号を指定して、ソフトウェアの情報を表示します。
% prodreg browse BROWSE # +/-/. UUID # NAME ======== ===== ==================================== = ============ 1 - root 1 System Registry 2 + a01ee8dd-1dd1-11b2-a3f2-0800209a5b6b 1 Solaris 10 System Software 3 + 8f64eabf-1dd2-11b2-a3f1-0800209a5b6b 1 Unclassified Software % prodreg browse -n 2 |
次の例では、prodreg browse コマンドの -u オプションでコンポーネントの UUID を指定して、ソフトウェアの情報を表示します。UUID は、Oracle Solaris Product Registry におけるソフトウェアの一意の識別子です。
% prodreg browse BROWSE # +/-/. UUID # NAME ======== ===== ==================================== = ============ 1 - root 1 System Registry 2 + a01ee8dd-1dd1-11b2-a3f2-0800209a5b6b 1 Solaris 10 System Software 3 + 8f64eabf-1dd2-11b2-a3f1-0800209a5b6b 1 Unclassified Software % prodreg browse -u a01ee8dd-1dd1-11b2-a3f2-0800209a5b6b |