Solaris のシステム管理 (IP サービス)

IPsec によるトラフィックの保護 (作業マップ)

次の作業マップに、1 台以上のシステム間で IPsec を設定する手順を示します。ipsecconf(1M)ipseckey(1M)、および ifconfig(1m) のマニュアルページも、それぞれの「例」で役立つ手順を説明しています。

作業 

説明 

説明 

システム間のトラフィックを保護します。 

あるシステムから別のシステムへのパケットを保護します。 

「IPsec で 2 つのシステム間のトラフィックを保護するには」

IPsec ポリシーによる Web サーバーを保護します。 

Web 以外のトラフィックに IPsec の使用を求めます。Web クライアントは、IPsec チェックをバイパスする特定のポートによって識別されます。 

「IPsec を使って Web 以外のトラフィックから Web サーバーを保護する方法」

IPsec ポリシーの表示 

現在実施されている IPsec ポリシーを、ポリシーの実行順序に従って表示します。 

「IPsec ポリシーを表示するには」

乱数を生成します。 

手動で作成するセキュリティーアソシエーションのためにキー作成素材用の乱数を生成します。 

「Solaris System で乱数を生成するには」

『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「pktool コマンドを使用して対称鍵を生成する方法」

手動によるセキュリティーアソシエーションの作成または置き換えを行います。 

次のようなセキュリティーアソシエーション向けのローデータを提供します。 

  • IPsec アルゴリズム名とキー作成素材

  • セキュリティーパラメータインデックスのキー

  • IP 発信元アドレスおよび着信先アドレス

「IPsec セキュリティーアソシエーションを手動で作成する方法」

IPsec がパケットを保護しているかどうかを検査します。 

snoop の出力を調べ、IP データグラムがどのように保護されているかを示すヘッダーをチェックします。

「IPsec によってパケットが保護されていることを確認する方法」

(任意) ネットワークセキュリティーの役割を作成します。 

セキュリティーネットワークを設定できるが、スーパーユーザーより権限が少ない役割を作成します。 

「ネットワークセキュリティーの役割を設定する方法」

IPsec と鍵情報を一連の SMF サービスとして管理します。 

サービスの有効化、無効化、更新、および再起動を行うコマンドを、いつどのように使用するかについて説明します。サービスのプロパティー値を変更するコマンドについても説明します。 

「IKE および IPsec サービスを管理する方法」

セキュリティー保護された仮想プライベートネットワーク (VPN) を設定します。 

インターネットによって切り離されている 2 つのシステム間で IPsec を設定します。 

「IPsec による VPN の保護 (作業マップ) 」