Solaris のシステム管理 (IP サービス)

ProcedureDHCP ネットワークの構成を変更する方法 (dhtadm)

  1. スーパーユーザーになるか、DHCP 管理プロファイルに割り当てられている役割またはユーザー名になります。

    DHCP 管理プロファイルの詳細については、「DHCP コマンドへのユーザーアクセスの設定」を参照してください。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. ネットワークのすべてのクライアントに関する情報を含むマクロを特定します。

    ネットワークマクロの名前は、ネットワークの IP アドレスと一致します。

    この情報がどのマクロに含まれているがわからない場合、dhtadm -P コマンドを使用すると、dhcptab テーブルを表示して、すべてのマクロを表示できます。

  3. 次の書式でコマンドを入力して、変更したいオプションの値を変更します。


    # dhtadm -M -m macro-name -e 'symbol=value' -g
    

    dhtadm コマンド行オプションについては、dhtadm(1M) のマニュアルページを参照してください。


例 15–2 dhtadm コマンドによる DHCP マクロの変更

たとえば、10.25.62.0 のマクロのリース期間を 57600 秒に変更し、NIS ドメインを sem.example.com に変更するには、次のコマンドを入力します。

# dhtadm -M -m 10.25.62.0 -e 'LeaseTim=57600' -g

# dhtadm -M -m 10.25.62.0 -e 'NISdmain=sem.example.com' -g

-g オプションを指定すると、DHCP デーモンは dhcptab テーブルを再読み込みして、変更を有効にします。