Solaris のシステム管理 (IP サービス)

ProcedureDHCP 性能オプションをカスタマイズする方法 (コマンド行)

この手順で変更したオプションは、DHCP サーバーを再起動するまで有効にはなりません。

  1. スーパーユーザーになるか、DHCP 管理プロファイルに割り当てられている役割またはユーザー名になります。

    DHCP 管理プロファイルの詳細については、「DHCP コマンドへのユーザーアクセスの設定」を参照してください。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 1 つまたは複数の性能オプションを変更します。


    # /usr/sbin/dhcpconfig -P keyword=value,keyword=value...
    

    keyword=value には、次のキーワードが使用できます。

    RELAY_HOPS=integer

    デーモンが DHCP または BOOTP のデータグラムをドロップする前に発生することができるリレーエージェントホップの最大数を指定します。

    ICMP_VERIFY=TRUE/FALSE

    重複 IP アドレスの自動検出を有効または無効にします。このキーワードに FALSE を設定することはお勧めできません。

    RESCAN_INTERVAL=minutes

    DHCP サーバーが dhcptab 情報を自動的に読み込み直す間隔を分で指定します。

    OFFER_CACHE_TIMEOUT=seconds

    DHCP サーバーが DHCP クライアントを検索するために提供した IP アドレスをキャッシュに書き込んでおく秒数を指定します。デフォルトは 10 秒です。


例 15–1 DHCP 性能オプションの設定

次に、すべてのコマンドオプションを指定する方法の例を示します。


# dhcpconfig -P RELAY_HOPS=2,ICMP_VERIFY=TRUE,\
RESCAN_INTERVAL=30,OFFER_CACHE_TIMEOUT=20