Solaris のシステム管理 (IP サービス)

Procedure再起動後にも IPQoS 構成を適用する方法

再起動後にも IPQoS 構成を持続させるには、明示的に指定する必要があります。そのように指定しないと、システムの再起動後に現行の構成が適用されません。システムで IPQoS が適正に動作するときは、次の操作を実行して再起動後にも構成が持続するようにします。

  1. IPQoS 対応システムで、Primary Administrator の役割を引き受けるか、スーパーユーザーになります。

    Primary Administrator 役割には、Primary Administrator プロファイルが含まれます。役割を作成してユーザーに役割を割り当てるには、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 2 章「Solaris 管理コンソールの操作 (手順)」を参照してください。

  2. カーネルモジュール内に IPQoS 構成が存在することを確認します。


    # ipqosconf -l
    

    構成がすでに存在する場合は、ipqosconf によって画面に表示されます。出力が行われない場合は、「新規構成を IPQoS カーネルモジュールへ適用する方法」の説明に従って、構成を適用します。

  3. IPQoS システムを再起動するたびに既存の IPQoS 構成が適用されるようにします。


    # /usr/sbin/ipqosconf -c
    

    -c オプションを指定すると、現行の IPQoS 構成が、起動時の構成ファイル /etc/inet/ipqosinit.conf に書き込まれます。