ipqosconf コマンドで、IPQoS 構成ファイルを読み取り、UNIX カーネルで IPQoS モジュールを構成します。次の手順では、Creating IPQoS Configuration Files for Web Serversで作成した 「Web サーバー用 IPQoS 構成ファイルの作成」 ファイルを例として使用します。詳細については、ipqosconf(1M) のマニュアルページを参照してください。
IPQoS 対応システムで、Primary Administrator の役割を引き受けるか、スーパーユーザーになります。
Primary Administrator 役割には、Primary Administrator プロファイルが含まれます。役割を作成してユーザーに役割を割り当てるには、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 2 章「Solaris 管理コンソールの操作 (手順)」を参照してください。
# /usr/sbin/ipqosconf -a/var/ipqos/Goldweb.qos |
ipqosconf により、指定された IPQoS 構成ファイル内の情報が Oracle Solaris カーネル内の IPQoS モジュールに書き込まれます。この例では、/var/ipqos/Goldweb.qos の内容が現行の Oracle Solaris カーネルに適用されます。
-a オプションを指定して IPQoS 構成ファイルを適用すると、ファイル内のアクションが現行のセッションの間だけ有効になります。
新規 IPQoS 構成のテストおよびデバッグを行います。
UNIX ユーティリティーを使用して、IPQoS の動作を追跡し、IPQoS 実装に関する統計を収集します。この情報は、構成が予想どおりに機能するかを判断するのに役立ちます。
IPQoS モジュールがどのように機能するかに関する統計は、「統計情報の収集」を参照してください。
ipqosconf メッセージをログ記録するには、「IPQoS メッセージの syslog によるログ記録の有効化」を参照してください。
起動のたびに現在の IPQoS 構成を適用させるには、「再起動後にも IPQoS 構成を適用する方法」を参照してください。