Solaris のシステム管理 (IP サービス)

マーカーへの DSCP の設定

DSCP の長さは 6 ビットです。DS フィールドの長さは 1 バイトです。DSCP を定義すると、マーカーは、DS コードポイントでパケットヘッダーの最初の 6 つの重みビットをマークします。残りの 2 ビットは、使用されません。

DSCP を定義するには、マーカーアクション文の中で次のパラメータを使用します。


 dscp_map{0-63:DS_codepoint}

dscp_map パラメータは、(DSCP) 値を使用して生成する 64 要素の配列です。dscp_map は、dscpmk マーカーによって着信 DSCP を発信 DSCP にマップするために使用されます。

DSCP 値は、10 進表記で dscp_map に指定する必要があります。たとえば、EF コードポイント 101110 は 10 進数値 46 に変換する必要があり、その結果 dscp_map{0-63:46} になります。AF コードポイントの場合は、表 37–2 のさまざまなコードポイントを 10 進数表記に変換して、dscp_map で使用できるようにしてください。