Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

Procedureキー付きマップファイルの作成方法

キー付きマップファイルを作成するには、次の手順に従います。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 入力ファイルを作成します。

    エントリには、次の構文を使用できます。


    old-name@newdomain.com   new-name@newdomain.com
    old-name@olddomain.com    error:nouser No such user here
    @olddomain.com          %1@newdomain.com
    
    old_name@newdomain.com

    新たに割り当てたドメインでこれまで割り当てられていたユーザー名を指定します。

    new_name@newdomain.com

    新たに割り当てるアドレスを指定します。

    old_name@olddomain.com

    これまで割り当てられていたドメインでこれまで割り当てられていたユーザー名を指定します。

    olddomain.com

    これまで割り当てられていたドメインを指定します。

    newdomain.com

    新たに割り当てるドメインを指定します。

    1 番目のエントリにより、メールは新しい別名に転送されます。2 番目のエントリにより、不適切な別名が使用された時にメッセージが作成されます。最後のエントリにより、すべての着信メールは olddomain から newdomain へ転送されます。

  3. データベースファイルを作成します。


    # /usr/sbin/makemap maptype newmap < newmap
    
    maptype

    dbmbtreehash などのデータベースタイプを選択します。

    newmap

    入力ファイル名とデータベースファイル名の最初の部分を指定します。dbm データベースタイプを選択すると、データベースファイルは接尾辞に .pag または .dir を使って作成されます。ほかの 2 つのデータベースタイプの場合、ファイル名には .db が付きます。