Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

sendmail の version 8.13 で追加または改訂された FEATURE() の宣言

次の表に、追加または改訂された FEATURE() の宣言を示します。この m4 マクロは次の構文を使用します。


FEATURE(`name', `argument')
表 14–18 sendmail の version 8.13 で使用可能な FEATURE() の宣言

FEATURE() の名前

説明 

conncontrol

access_db ルールセットと連動して、受信 SMTP 接続の数を確認します。詳細は、/etc/mail/cf/README を参照してください。

greet_pause

オープンプロキシと SMTP のスラミング保護を可能にする、greet_pause ルールセットを追加します。詳細は、/etc/mail/cf/README を参照してください。

local_lmtp

デフォルトの引数は引き続き mail.local であり、今回の Solaris のリリースでの LMTP を使用できるメールプログラムです。ただし、version 8.13 で、LMTP を使用できる別のメールプログラムを使用する場合は、パス名を 2 番目のパラメータとして指定し、2 番目のパラメータに渡される引数を 3 番目のパラメータとして指定します。次に例を示します。


FEATURE(`local_lmtp', `/usr/local/bin/lmtp', `lmtp')

mtamark

“TXT RRs による逆引き DNS でのメール転送エージェントのマーキング” (MTAMark) を試験的にサポートします。詳細は、/etc/mail/cf/README を参照してください。

ratecontrol

access_db ルールセットと連動して、ホストに対する接続速度を制御します。詳細は、/etc/mail/cf/README を参照してください。

use_client_ptr

この FEATURE() が有効になっている場合、ルールセット check_relay$&{client_ptr} というこの引数で最初の引数を上書きします。