Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

Procedureオープンモードで sendmail を使用する方法

Solaris 10 リリースでは、sendmail サービスがデフォルトでローカル専用モードで実行するように変更されました。ローカル専用モードとは、ローカルホストからのメールだけが受け入れられることを意味します。その他のシステムからのメッセージはすべて拒否されます。Solaris の以前のリリースは、すべてのリモートシステムからのメールを受け入れるように構成されていました。これはオープンモードとして知られています。オープンモードを使用するには、次の手順に従います。


注意 – 注意 –

ローカル専用モードでの sendmail の実行は、オープンモードでの実行よりもはるかに安全です。潜在的なセキュリティーの問題を確実に認識した上で、この手順を実行してください。


  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. sendmail プロパティーを設定します。


    # svccfg -s sendmail
    svc:/network/smtp:sendmail> setprop config/local_only = false 
    svc:/network/smtp:sendmail> quit
  3. sendmail サービスの再表示と再起動を行います。


    # svcadm refresh svc:/network/smtp:sendmail 
    # svcadm restart svc:/network/smtp:sendmail