Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

/etc/mail ディレクトリの内容

次の表に、/etc/mail ディレクトリの内容を示します。

名前 

種類 

説明 

Mail.rc

ファイル 

mailx ユーザーエージェントのデフォルトの設定値。

aliases

ファイル 

メール転送情報。 

aliases.db

ファイル 

newaliases の実行によって作成されるデフォルトのバイナリ形式のメール転送情報。

aliases.dir

ファイル 

newaliases の実行によって作成されるバイナリ形式のメール転送情報。まだ使用できますが、Solaris 9 よりデフォルトでは使用できません。

aliases.pag

ファイル 

newaliases の実行によって作成されるバイナリ形式のメール転送情報。まだ使用できますが、Solaris 9 よりデフォルトでは使用できません。

mailx.rc

ファイル 

mailx ユーザーエージェントのデフォルトの設定値。

main.cf

シンボリックリンク 

メインシステム用の構成ファイルのこの例から sendmail.cf へのシンボリックリンクが、下位互換性を確保するために提供されます。このファイルは、sendmail の version 8.13 では必要ありません。

relay-domains

ファイル 

リレーを許容するすべてのドメインのリスト。デフォルトでは、ローカルドメインだけが使用できます。 

sendmail.cf

ファイル 

メールルーティング用の構成ファイル。 

submit.cf

ファイル 

メール配信プログラム (MSP) のための新しい構成ファイル。詳細は、sendmail の version 8.12 からの submit.cf 構成ファイル」を参照してください。

local-host-names

ファイル 

メールホスト用の別名の数が多すぎるときに作成可能なオプションファイル。 

helpfile

ファイル 

SMTP HELP コマンドで使用するヘルプファイル。

sendmail.pid

ファイル 

リスニングデーモンの PID を一覧表示し、現在は /var/run にあるファイル。

statistics

ファイル 

sendmail 統計ファイル。このファイルが存在すると、sendmail は各メールプログラムのトラフィック量をログに記録します。このファイルは以前 sendmail.st と呼ばれていました。

subsidiary.cf

シンボリックリンク 

サブシステム用の構成ファイルのこの例から sendmail.cf へのシンボリックリンクが、下位互換性を確保するために提供されます。このファイルは、sendmail の version 8.13 では必要ありません。

trusted-users

ファイル 

特定のメール操作を実行するための信頼を与えられたユーザーを一覧表示するファイル (各行 1 ユーザー)。デフォルトでは、root だけがこのファイルに入っています。信頼されていないユーザーが特定のメール操作を実行すると、X-Authentication-Warning: header being added to a message という警告が生成されます。