Solaris 2.6 リリース以降ではデフォルトで、NFS マウントに利用可能なすべてのファイルシステムが、WebNFS アクセス用として自動的に利用可能となります。この手順を使用する必要があるのは、次のいずれかの場合だけです。
NFS マウントがその時点で利用可能になっていないサーバーで NFS マウントができるようにする場合
public オプションを使用することで、公開ファイルハンドルをリセットして NFS URL を短くする場合
index オプションを使用することで、特定の HTML ファイルが強制的に読み込まれるようにする場合
WebNFS サービスを起動する際の注意事項については、「WebNFS アクセスの計画」を参照してください。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
WebNFS サービスを使用して、共有する各ファイルシステムのエントリを追加します。
/etc/dfs/dfstab を編集します。各ファイルシステムごとにエントリを 1 つ追加します。次の例の public タグおよび index タグは省略できます。
share -F nfs -o ro,public,index=index.html /export/ftp |
/etc/dfs/dfstab については dfstab(4) のマニュアルページを、オプションの完全な一覧については share_nfs(1M) のマニュアルページを、それぞれ参照してください。
ファイルシステムを共有します。
エントリを /etc/dfs/dfstab に追加したあと、システムをリブートするか、shareall コマンドを使用して、ファイルシステムを共有可能にします。
# shareall |
情報が正しいことを確認します。
share コマンドを実行し、適切なオプションが表示されていることを確認します。
# share - /export/share/man ro "" - /usr/src rw=eng "" - /export/ftp ro,public,index=index.html "" |