Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

ProcedureWebNFS アクセスを有効にする方法

Solaris 2.6 リリース以降ではデフォルトで、NFS マウントに利用可能なすべてのファイルシステムが、WebNFS アクセス用として自動的に利用可能となります。この手順を使用する必要があるのは、次のいずれかの場合だけです。

WebNFS サービスを起動する際の注意事項については、「WebNFS アクセスの計画」を参照してください。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. WebNFS サービスを使用して、共有する各ファイルシステムのエントリを追加します。

    /etc/dfs/dfstab を編集します。各ファイルシステムごとにエントリを 1 つ追加します。次の例の public タグおよび index タグは省略できます。


    share -F nfs -o ro,public,index=index.html /export/ftp

    /etc/dfs/dfstab については dfstab(4) のマニュアルページを、オプションの完全な一覧については share_nfs(1M) のマニュアルページを、それぞれ参照してください。

  3. ファイルシステムを共有します。

    エントリを /etc/dfs/dfstab に追加したあと、システムをリブートするか、shareall コマンドを使用して、ファイルシステムを共有可能にします。


    # shareall
    
  4. 情報が正しいことを確認します。

    share コマンドを実行し、適切なオプションが表示されていることを確認します。


    # share
    -        /export/share/man   ro   ""
    -        /usr/src     rw=eng   ""
    -        /export/ftp    ro,public,index=index.html  ""