Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

Procedure頻繁なパーティション分割に対して DA のハートビートを構成する方法

次の手順に従って、net.slp.DAHeartBeat プロパティーを変更し、DA のハートビート期間を短くします。


注 –

DA 検出が完全に無効になっている場合、UA と SA を実行しているホストが正しい DA にアクセスするように、そのホストの slp.confnet.slp.DAAddresses プロパティーを設定する必要があります。


  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. ホスト上の slpd とすべての SLP 動作を停止します。


    # svcadm disable network/slp
    
  3. 構成の設定を変更する前に、デフォルトの /etc/inet/slp.conf ファイルのバックアップをとります。

  4. net.slp.DAHeartBeat の値を 1 時間 (3600 秒) に短縮します。デフォルトでは、DA のハートビート期間は 3 時間 (10800 秒) に設定されています。


    net.slp.DAHeartBeat=3600
  5. 変更を保存し、ファイルを閉じます。

  6. 変更を反映するには、slpd を再起動します。


    # svcadm enable network/slp