Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

Procedure無効なログインの試行回数を制御する方法

必要な情報を誤入力するなどの理由で FTP サーバーへのログインが失敗すると、通常はログインが繰り返されます。ユーザーは、特定回数連続してログインを試行できます。その回数を超えるとメッセージが syslog ファイルに記録されます。その時点でユーザーとの接続は切断されます。ログイン失敗時の試行回数を制限するには、次の手順を実行します。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 次のエントリを ftpaccess ファイルに追加します。


    loginfails n
    
    loginfails

    FTP 接続が切断されるまでのログインに失敗できる回数を割り当てるキーワード

    n

    ログインに失敗できる回数


例 28–3 無効なログイン試行回数の制御


loginfails 10

この例では、ユーザーがログイン試行に 10 回失敗すると FTP サーバーから接続を切断されることを示します。