ftpaccess ファイル内のアクセス権機能を使用してどの種類のユーザーにどのコマンドの実行を許可するかを指定するには、次の手順を実行します。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
次のエントリを ftpaccess ファイルに追加します。
command yes|no typelist |
chmod、delete、overwrite、rename、または umask のいずれか
ユーザーにコマンドの発行を許可または拒否する
anonymous、guest、および real のキーワードを任意に組み合わせてコンマで区切って並べたリスト
次に、FTP サーバー上のファイルアクセス機能に対して設定されているアクセス権の例を示します。
chmod no anonymous, guest delete no anonymous overwrite no anonymous rename no anonymous umask no guest, anonymous |
この例では、次のことが示されています。
匿名ユーザーは、ファイルの削除、上書き、名前変更を行うことができない
ゲストユーザーと匿名ユーザーは両方とも、アクセスモードの変更、umask のリセットができない