Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

監査と Solaris ゾーン

非大域ゾーンは、大域ゾーンの監査とまったく同様に監査することも、独自のフラグ、記憶領域、および監査ポリシーを設定することもできます。

すべてのゾーンが同様に監査される場合には、大域ゾーンの構成ファイルが、すべてのゾーンにおける監査の設定を提供します。+zonename ポリシーオプションが役に立ちます。このオプションが指定されていると、すべてのゾーンからの監査レコードには、ゾーンの名前が含まれます。監査レコードをゾーン名を使用して、事後選択することができます。監査ポリシーの詳細は、「監査ポリシーの決定」を参照してください。例については、「監査ポリシーを構成する方法」を参照してください。

ゾーンを個別に監査することもできます。ポリシーオプション perzone が大域ゾーンで指定されているとき、各非大域ゾーンは、それぞれの監査デーモンの実行、監査キューの処理、および監査レコードの内容と場所の指定を行います。非大域ゾーンは、ほとんどの監査ポリシーオプションを指定できます。システム全体に影響するポリシーを設定できないため、非大域ゾーンは ahlt または perzone ポリシーを指定できません。詳細については、「ゾーンを含むシステムでの監査」および 「ゾーン内の監査の計画方法」を参照してください。

ゾーンの詳細は、『Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)』のパート II「ゾーン」を参照してください。