Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

Solaris の暗号化フレームワークのプラグイン

サードパーティーは、Solaris 暗号化フレームワークに自身のプロバイダをプラグインできます。Sun 以外のプロバイダとは、次のオブジェクトのいずれかです。

プロバイダのオブジェクトは、Sun の証明書付きで署名されている必要があります。証明書要求は、サードパーティーが選択する非公開鍵と Sun が提供する証明書に基づきます。証明書要求は Sun に送信され、サードパーティーが登録されたあと、証明書が発行されます。次にサードパーティーは Sun の証明書付きでそのプロバイダオブジェクトに署名します。

ロード可能なカーネルソフトウェアモジュールおよびハードウェアアクセラレータ用のカーネルデバイスドライバも、カーネルに登録する必要があります。登録は、Solaris 暗号化フレームワークの SPI (サービスプロバイダインタフェース) で行います。

プロバイダをインストールするために、サードパーティーは署名付きのオブジェクトと Sun の証明書をインストールするパッケージを提供します。パッケージには証明書が含まれ、管理者が証明書を安全なディレクトリに格納する必要があります。詳細については、『Oracle Solaris セキュリティーサービス開発ガイド』の付録 F「暗号化プロバイダのパッケージ化と署名」を参照してください。