ポート転送によって、ローカルポートを遠隔ホストに転送することができるようになります。指定すると、ソケットはローカル側で、そのポートを待機します。また、遠隔側のポートを指定することもできます。
Solaris Secure Shell ポート転送では TCP 接続を使用する必要があります。Solaris Secure Shell はポート転送のための UDP 接続をサポートしていません。
Primary Administrator 役割を引き受けるか、スーパーユーザーになります。
Primary Administrator 役割には、Primary Administrator プロファイルが含まれます。役割を作成してユーザーに役割を割り当てるには、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 2 章「Solaris 管理コンソールの操作 (手順)」を参照してください。
ポート転送ができるように遠隔サーバーで Solaris Secure Shell の設定を構成します。
/etc/ssh/sshd_config ファイルで AllowTcpForwarding の値を yes に変更します。
# Port forwarding AllowTcpForwarding yes |
Solaris Secure Shell サービスを再起動します。
remoteHost# svcadm restart network/ssh:default |
永続的なサービスの管理方法については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 18 章「サービスの管理 (概要)」および svcadm(1M) のマニュアルページを参照してください。
ポート転送が使用できることを確認します。
remoteHost# /usr/bin/pgrep -lf sshd 1296 ssh -L 2001:remoteHost:23 remoteHost |