Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

区分機構

区分は、作業負荷をシステム上で使用可能な資源の一部に結合 (バインド) するために使用されます。資源と結合することにより、作業負荷は常に一定量の資源を使用できることが保証されます。第 12 章資源プール (概要)で説明する資源プール機能を使用すれば、作業負荷をマシンの特定の部分に制限できます。

区分を使用する構成では、システム全体が過剰使用されるのを防ぐことができます。ただし、この方法では、高い使用率の達成は難しくなります。プロセッサなど、予約済みの資源に結合されている作業負荷がアイドル状態になっている場合でも、別の作業負荷がその資源を使用することはできないためです。