非大域ゾーンにインストールされたソフトウェアと、大域ゾーンにインストールされたソフトウェアとの同期を最大限維持するのが最善です。これにより、複数のゾーンがインストールされたシステムで、管理の問題が発生するのを最小限に抑えることができます。
この目標を達成するために、大域ゾーン内でパッケージを追加または削除する際、次の規則がパッケージツールにより適用されます。
現在、パッケージが大域ゾーンにも、どの非大域ゾーンにもインストールされていない場合、パッケージは次の場所にインストールできます。
SUNW_PKG_ALLZONES=false の場合、大域ゾーンのみ
SUNW_PKG_THISZONE=true の場合、現在の (大域) ゾーンのみ
大域ゾーンおよびすべての非大域ゾーン
現在、パッケージが大域ゾーンだけにインストールされている場合:
すべての非大域ゾーンにパッケージをインストールできます。
パッケージを大域ゾーンから削除できます。
現在、パッケージが大域ゾーンおよび非大域ゾーンの一部だけにインストールされている場合:
SUNW_PKG_ALLZONES が false に設定されている必要があります。
すべての非大域ゾーンにパッケージをインストールできます。すべての非大域ゾーン内の既存のインスタンスは、インストール中のバージョンに更新されます。
パッケージを大域ゾーンから削除できます。
パッケージを大域ゾーンおよびすべての非大域ゾーンから削除できます。
現在、パッケージが大域ゾーンおよびすべての非大域ゾーンにインストールされている場合、そのパッケージを大域ゾーンおよびすべての非大域ゾーンから削除できます。
これらの規則により、次のことが保証されます。
大域ゾーンにインストールされたパッケージは、大域ゾーンだけにインストールされているか、大域ゾーンとすべての非大域ゾーンにインストールされています。
大域ゾーンとすべての非大域ゾーンの両方にインストールされているパッケージは、すべてのゾーンで同一です。
すべての非大域ゾーン内で実行可能なパッケージ操作を次に示します。