Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

lx ブランドゾーンの計画と構成 (作業マップ)

ゾーンを使用できるようにシステムを設定する前に、まず、情報を収集してゾーンの構成方法を決定する必要があります。次の作業マップに、lx ゾーンの計画および構成方法の概要を示します。

タスク 

説明 

説明 

ゾーンの全体的な計画を立てます。 

  • ゾーンで実行するアプリケーションを決定します。

  • ゾーン内のファイルを保持するディスク領域の可用性を評価します。

  • 資源管理機能も使用している場合は、資源管理境界に合わせてゾーンを配列する方法を決定します。

  • 資源プールを使用する場合は、必要に応じてプールを構成します。

「システム要件と容量要件」および 「ゾーンで使用される資源プール」を参照してください。

ゾーンの名前とパスを決定します。 

命名規則に基づいてゾーンの名前を決定します。ZFS (Zetabyte File System) 上のパスをお勧めします。複製元の zonepath と複製先の zonepath が両方とも ZFS 上にあり、同じプールに含まれる場合、zoneadm cloneコマンドは自動的に ZFS を使用してゾーンを複製します。

「資源タイプとプロパティータイプ」および『Oracle Solaris ZFS 管理ガイド』を参照してください。

ゾーンの IP アドレスを取得または構成します。 

構成に基づき、ネットワークアクセスを行う非大域ゾーンごとに 1 つ以上の IP アドレスを取得する必要があります。 

「ゾーンホスト名の決定およびネットワークアドレスの取得」および『Solaris のシステム管理 (IP サービス)』を参照してください。

ゾーンにファイルシステムをマウントするかどうかを決定します。 

アプリケーションの要件を確認します。 

詳細は、「ゾーンでマウントされるファイルシステム」を参照してください。

ゾーンで使用可能にするべきネットワークインタフェースを決定します。 

アプリケーションの要件を確認します。 

詳細は、「共有 IP ネットワークインタフェース」を参照してください。

非大域ゾーンのデフォルトの特権セットを変更する必要があるかどうかを決定します。 

特権セットを確認します。 デフォルトの特権、追加および削除が可能な特権、および現時点では使用できない特権があります。 

「資源タイプとプロパティータイプ」および 「非大域ゾーン内の特権」を参照してください。

ゾーンを構成します。 

zonecfg を使用してゾーンの構成を作成します。

lx ブランドゾーンを構成、検証、および確定する方法」を参照してください。

構成したゾーンを検証および確定します。 

指定された資源およびプロパティーが仮想サーバー上で有効かどうかを判定します。 

lx ブランドゾーンを構成、検証、および確定する方法」を参照してください。