Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)

Procedurevold を使用しないで USB 大容量ストレージデバイスをマウントまたはマウント解除する方法

次の手順では、リムーバブルメディアサービスが無効になっている状態で、USB 大容量ストレージデバイスをマウントまたはマウント解除する方法を説明します。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. リムーバブルメディアサービスを無効にする方法については、「リムーバブルメディアサービスを無効または有効にする方法」を参照してください。

  3. リムーバブルメディアサービスが動作していないことを確認します。


    # svcs volfs
    STATE          STIME    FMRI
    disabled       10:39:12 svc:/system/filesystem/volfs:default
  4. (省略可能) デバイスを特定します。

    次に例を示します。


    # cd /dev/rdsk
    # ls -l c*0 | grep usb
    lrwxrwxrwx   1 root  root   55 Mar  5 10:35 c2t0d0s0 ->
    ../../devices/pci@1f,0/usb@c,3/storage@3/disk@0,0:a,raw

    この例では、フロッピーディスクデバイスは c2t0d0s0 です。

  5. 次のいずれかの方法を選択して、USB 大容量ストレージデバイスをマウントまたはマウント解除します。

    • USB 大容量ストレージデバイスをマウントします。


      # mount [ -F fstype ] block-device mount-point
      

      次の例は、UFS ファイルシステムを使用しているデバイスのマウント方法を示しています。


      # mount /dev/dsk/c1t0d0s2 /mnt
      

      次の例は、SPARC システムにおいて、PCFS ファイルシステムを使用しているデバイスをマウントする方法を示しています。


      # mount -F pcfs /dev/dsk/c3t0d0s2:c /mnt
      

      次の例は、x86 システムにおいて、PCFS ファイルシステムを使用しているデバイスをマウントする方法を示しています。


      # mount -F pcfs /dev/dsk/c3t0d0p0:c /mnt
      

      次の例は、読み取り専用の HSFS ファイルシステムを使用している CD のマウント方法を示しています。


      # mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c1t0d0s2 /mnt
      
    • USB 大容量ストレージデバイスをマウント解除します。

      デバイス上のファイルシステムを使用しているユーザーがいないことを最初に確認してください。

      次に例を示します。


      # fuser -c -u /mnt
      # umount /mnt
      
  6. CD またはフロッピーディスクデバイスの場合には、デバイスを取り出します。


    # eject /dev/[r]dsk/cntndnsn
    

    次に例を示します。


    # eject /dev/rdsk/c1t0d0s2