Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)

パーティションテーブル関連の用語

ディスクラベルのうち重要な部分は「パーティションテーブル」です。パーティションテーブルは、ディスクのスライス、スライスの境界 (シリンダ単位)、スライスの合計サイズを表します。ディスクのパーティションテーブルは、format ユーティリティーを使用して表示できます。次の表に、パーティションテーブル関連の用語を示します。

表 10–6 パーティションテーブル関連の用語

用語 

値 

説明 

数値 

0–7

VTOC – 0 - 7 の番号が付いたパーティションまたはスライス。

EFI – 0 - 6 の番号が付いたパーティションまたはスライス。

タグ 

0=UNASSIGNED 1=BOOT 2=ROOT 3=SWAP 4=USR 5=BACKUP 7=VAR 8=HOME 11=RESERVED

一般にこのパーティションにマウントされたファイルシステムを記述する数値。 

フラグ 

wm

パーティションは書き込み可能でマウント可能です。 

 

wu rm

パーティションは書き込み可能でマウントはできません。これは、スワップ領域専用のパーティションのデフォルト状態です。ただし、mount コマンドでは「マウント不可」のフラグは検査されません。

 

rm

パーティションは読み取り専用でマウント可能です。 

パーティションのフラグとタグは必ず割り当てられるので、管理する必要はありません。

パーティションテーブルを表示する手順については、次の項目を参照してください。