Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)

ProcedureUSB カメラを追加する方法

カメラのメディアが PCFS ファイルシステムを使用している場合は、自動的にマウントされます。デバイスが scsa2usb ドライバにバインドされない場合は、libusb アプリケーションを使用して写真を転送します。詳細は、/usr/sfw/share/doc/libusb/libusb.txt を参照してください。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. USB カメラを差し込んで電源を入れます。

    システムによって、カメラ用の論理デバイスが作成されます。カメラが差し込まれると、/var/adm/messages ファイルにメッセージが出力され、デバイスの接続が確認されます。システムでは、カメラはストレージデバイスとして扱われます。

  3. /var/adm/messages ファイルの出力を確認します。


    # more /var/adm/messages
    

    出力表示を確認すると、どの論理デバイスが作成されたかを確認でき、そのデバイスを使用してイメージにアクセスできます。出力表示は次のようになります。


    Jul 15 09:53:35 buffy usba: [ID 349649 kern.info]    OLYMPUS, C-3040ZOOM,
     000153719068
    Jul 15 09:53:35 buffy genunix: [ID 936769 kern.info] scsa2usb1 is 
    /pci@0,0/pci925,1234@7,2/storage@2
    Jul 15 09:53:36 buffy scsi: [ID 193665 kern.info] sd3 at scsa2usb1: 
    target 0 lun 0

    次のコマンドを実行して、デバイスをマウント可能な /dev/dsk リンクエントリに関連付けます。


    # ls -l /dev/dsk/c*0 | grep /pci@0,0/pci925,1234@7,2/storage@2
     lrwxrwxrwx   1 root     root          58 Jun 14  2010 c3t0d0p0 ->
     ../../devices/pci@0,0/pci925,1234@7,2/storage@2/disk@0,0:a
  4. USB カメラファイルシステムをマウントします。

    ほとんどの場合、カメラのファイルシステムは PCFS ファイルシステムです。ファイルシステムが PCFS の場合は、自動的にマウントされます。

    x86 システム上でファイルシステムを手動でマウントするには、次のような構文を使用します。


    # mount -F pcfs /dev/dsk/c3t0d0p0:c /mnt
    

    SPARC システム上でファイルシステムを手動でマウントするには、次のような構文を使用します。


    # mount -F pcfs /dev/dsk/c3t0d0s0:c /mnt
    

    ファイルシステムのマウント方法については、第 18 章ファイルシステムのマウントとマウント解除 (手順)を参照してください。

    さまざまな PCFS ファイルシステムのマウント方法については、mount_pcfs(1M) のマニュアルページを参照してください。

  5. イメージファイルが使用可能であることを確認します。

    次に例を示します。


    # ls /mnt/DCIM/100OLYMP/
    P7220001.JPG*  P7220003.JPG*  P7220005.JPG*
    P7220002.JPG*  P7220004.JPG*  P7220006.JPG*
  6. USB カメラが作成したイメージファイルを表示します。

    次に例を示します。


    # /usr/dt/bin/sdtimage P7220001.JPG &
    
  7. カメラを切り離す前に、ファイルシステムをマウント解除します。

    次に例を示します。


    # umount /mnt
    
  8. (省略可能) カメラの電源をオフにし、切り離します。