リブート時に iSCSI ディスクにアクセスするには、ディスク上にファイルシステムを作成し、SCSI デバイス上の UFS ファイルシステムの場合と同じ方法で、/etc/vfstab エントリを追加します。次に、iSCSI イニシエータサービスに合わせて、iSCSI ディスクをマウントする SMF サービスを新規作成します。詳細は、「リブート時に iSCSI ディスクにアクセスする方法」を参照してください。
Solaris iSCSI イニシエータによってデバイスが発見されると、ログインネゴシエーションが自動的に行われます。Solaris iSCSI ドライバは、利用可能な LUN の個数を判断し、デバイスノードを作成します。この時点で、iSCSI デバイスをほかのすべての SCSI デバイスと同様に扱えます。
ローカルシステム上で iSCSI ディスクを表示するには、format ユーティリティーを使用します。
次の format 出力では、ディスク 2 および 3 が MPxIO の制御下にない iSCSI LUN です。ディスク 21 と 22 が MPxIO の制御下にある iSCSI LUN です。
initiator# format
AVAILABLE DISK SELECTIONS:
0. c0t1d0 <SUN72G cyl 14087 alt 2 hd 24 sec 424>
/pci@8,600000/SUNW,qlc@4/fp@0,0/ssd@w500000e010685cf1,0
1. c0t2d0 <SUN72G cyl 14087 alt 2 hd 24 sec 424>
/pci@8,600000/SUNW,qlc@4/fp@0,0/ssd@w500000e0106e3ba1,0
2. c3t0d0 <ABCSTORAGE-100E-00-2.2 cyl 20813 alt 2 hd 16 sec 63>
/iscsi/disk@0000iqn.2001-05.com.abcstorage%3A6-8a0900-477d70401-
b0fff044352423a2-hostname-020000,0
3. c3t1d0 <ABCSTORAGE-100E-00-2.2 cyl 20813 alt 2 hd 16 sec 63>
/iscsi/disk@0000iqn.2001-05.com.abcstorage%3A6-8a0900-3fcd70401
-085ff04434f423a2-hostname-010000,0
.
.
.
21. c4t60A98000686F694B2F59775733426B77d0 <ABCSTORAGE-LUN-0.2 cyl
4606 alt 2 hd 16 sec 256>
/scsi_vhci/ssd@g60a98000686f694b2f59775733426b77
22. c4t60A98000686F694B2F59775733434C41d0 <ABCSTORAGE-LUN-0.2 cyl
4606 alt 2 hd 16 sec 256>
/scsi_vhci/ssd@g60a98000686f694b2f59775733434c41
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