Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)

Procedure1 つのファイルシステムをマウント解除する方法

次の手順に従って、ファイルシステム (ルート (/)、/usr/var を除く) をマウント解除します。


注 –

ルート (/)、/usr、および /var ファイルシステムは、シャットダウン中にのみマウント解除可能です。これらのファイルシステムは、システムの機能上必須です。


  1. 「ファイルシステムをマウント解除する場合の前提条件」の前提条件を満たしているかどうかを確認します。

  2. ファイルシステムをマウント解除します。


    # umount /mount-point
    

    /mount-point は、マウント解除するファイルシステムの名前を示します。次のいずれかを指定できます。

    • ファイルシステムがマウントされているディレクトリ名

    • ファイルシステムのデバイス名パス

    • NFS ファイルシステムのリソース

    • LOFS ファイルシステムのループバックディレクトリ


例 18–10 ファイルシステムをアンマウントする

次の例は、ローカルのホームディレクトリから UFS ファイルシステムをマウント解除する方法を示しています。


# umount /export/home

次の例は、ローカルディスクの 7 番目のスライス上の UFS ファイルシステムをマウント解除する方法を示しています。


# umount /dev/dsk/c0t0d0s7

次の例は、UFS の /export ファイルシステムを強制的にマウント解除する方法を示しています。


# umount -f /export
# 

次の例は、/etc/vfstab ファイル内のすべての UFS ファイルシステム (ルート (/)、 /proc/var/usr を除く) をマウント解除する方法を示しています。


# umountall

次の例は、すべての ZFS ファイルシステムをマウント解除する方法を示しています。


# zfs umount -a

使用中のファイルシステムを除く、すべてのファイルシステムがマウント解除されます。