Solaris WBEM SDK に含まれる GUI ベースの開発ツールである CIM Workshop を使用する WBEM アプリケーションを開発できます。CIM Workshop の機能は次のとおりです。
クラスの表示、追加、削除、および検索
名前空間の表示、追加、および削除
新しいクラスへのプロパティ、修飾子、およびメソッドの追加
インスタンスの作成
インスタンス値の変更
関連の表示
イベントの予約
メソッドの実行
CIM スキーマクラスや Solaris プラットフォームスキーマクラスの既存のプロパティ、メソッド、および修飾子の変更は、CIM ガイドラインによって禁止されています。継承されたプロパティ、メソッド、および修飾子の値も変更できません。
CIM Workshop では、メインウィンドウ以外のすべてのダイアログボックスにコンテキストヘルプが表示されます。インタフェース構成要素をクリックすると、ダイアログボックスの左側の情報区画にヘルプテキストが表示されます。
情報区画を閉じたり再度開いたりするには、ダイアログボックスの左上のクエスチョンマーク (?) ボタンをクリックします。
CIM Workshop のデフォルトの動作は、次の通りです。
ローカルホスト上の CIMOM に接続する
ローカルホストのデフォルトの名前空間は root\cimv2
接続には RMI (Remote Method Invocation) プロトコルを使用する
CIM オブジェクトマネージャを実行するリモートホストを指定することもできます。
システムプロンプトで次のコマンドを入力します。
% /usr/sadm/bin/cimworkshop |
「ログイン (CIM Workshop Login) 」
ダイアログボックスが表示されます。
コンテキストヘルプの指示に従って、「ログイン (CIM Workshop Login) 」
ダイアログボックスのフィールドに必要な情報を入力します。「了解 (OK)」をクリックします。
CIM Workshop メインウィンドウが表示されます。
CIM Workshop メインウィンドウで「Workshop」->「終了 (Exit)」を選択します。
CIM Workshop が終了します。
CIM Workshop メインウィンドウは、次の 3 つの区画で構成されます。
左側の区画 – 現在の名前空間のクラス継承ツリーが表示されます。
右側の区画 – 「プロパティ (Properties)」、「メソッド (Methods)」、および「イベント (Events)」タブが表示されます。左側の区画のクラスを選択して、右側区画のタブをクリックすると、選択したクラスのプロパティ、メソッド、またはイベントの詳細情報を表示できます。
下部の区画 – 予約したイベントの発生を知らせる通知が表示されます。