CIM オブジェクトマネージャは、WBEM 対応システムの CIM オブジェクトを管理します。WBEM クライアントアプリケーションが CIM オブジェクトの情報にアクセスすると、CIMOM は、そのオブジェクトの適切なプロバイダまたは CIM オブジェクトマネージャリポジトリのいずれかに接続します。クライアントアプリケーションから CIM オブジェクトマネージャリポジトリに存在しない管理対象リソースを要求されると、CIMOM は、要求をその管理対象リソースのプロバイダに転送します。プロバイダは、動的にその情報を取得します。
WBEM クライアントアプリケーションは、CIM オブジェクトマネージャとの接続を確立します。この接続は、CIM クラスの作成、CIM インスタンスの更新といった WBEM 操作に使用されます。WBEM クライアントアプリケーションが CIM オブジェクトマネージャに接続すると、WBEM クライアントは CIM オブジェクトマネージャへの参照を取得します。WBEM クライアントは、この参照を利用して、サービスを要求したり各種操作を実行したりできます。