アクセス権によって、各カレンダフォルダの表示または変更を行える人を制御します。
カレンダの主所有者は自分のカレンダに対するフルアクセスを持ちます。Calendar Server
は主所有者が自分のカレンダにアクセスしたときに、アクセス制御チェックを行いません。カレンダの主所有者は、自分のカレンダに対してほかの所有者を指名できます。これにより、別の所有者が、主所有者に代ってカレンダ内のイベントまたはタスクのスケジュール、削除、変更、受諾、辞退を行えます。
アクセス制御規則がリストされる順序は重要です。サーバーは最初の規則に従ってアクセスの付与または拒否を行い、以降の矛盾をすべて無視するからです。
常に、最も明確な規則をリストの最初に置き、より一般的な規則を後ろに置きます。たとえば、カレンダ jane.ashe:sports の最初の規則では、すべてのユーザーに読み取りアクセス権を付与するとします。Calendar Server
が、このカレンダに対して angela.liu の読み取りアクセスを拒否する 2 番目の規則に遭遇したとします。この場合、規則が矛盾しているため、Calendar Server
はこのカレンダに対する読み取りアクセスを angela.liu に付与し、2 番目の規則を無視します。
angela.liu のような特定のユーザーのアクセス権を守るには、カレンダのすべてのユーザーに適用されるグローバルなエントリの前に、angela.liu 用の規則を置きます。
次の手順を実行します。
フォルダを右クリックしてポップアップメニューから「アクセス権」を選択して、「フォルダのアクセス権」ダイアログを表示します。
アクセス制御規則が「アクセス権」タブの領域に一覧表示されます。次の表は、「アクセス権」タブの領域の要素を説明しています。
要素 |
説明 |
---|---|
「名前」 |
アクセス権を持つ人の名前またはグループ名。 |
「使用状況」 |
このオプションを選択すると、指定した人がフォルダの存在を確認できるようになります。 |
「招待」 |
指定した人は、会議の出席を依頼できます。 |
「読みとり」 |
指定した人は、フォルダの内容を読むことができます。 |
「削除」 |
指定した人は、フォルダの内容を削除できます。 |
「変更」 |
指定した人は、フォルダの内容を変更できます。 |
「追加」 |
「追加」をクリックすると、許可リストに新しいエントリを追加できます。 |
「編集」 |
許可リストのエントリを編集するには、「編集」をクリックします。 |
「削除」 |
許可リストのエントリを削除するには、「削除」をクリックします。 |
「了解」 |
変更を保存して「フォルダのアクセス権」ダイアログを閉じるには、「了解」をクリックします。 |
「取消し」 |
変更を保存せずに「フォルダのアクセス権」ダイアログを閉じるには、「取消し」をクリックします。 |
フォルダの所有者の一覧を表示するには、「所有者」タブをクリックします。次の表に、「所有者」タブの領域の要素を示します。
要素 |
説明 |
---|---|
「ユーザ」 |
フォルダの所有者を一覧で表示します。 |
「追加」 |
「ユーザ」リストにユーザーを追加するには、「追加」をクリックします。 |
「削除」 |
「ユーザ」リストから選択したユーザーを削除するには、「削除」をクリックします。 |
「了解」 |
変更を保存して「フォルダのアクセス権」ダイアログを閉じるには、「了解」をクリックします。 |
「取消し」 |
変更を保存せずに「フォルダのアクセス権」ダイアログを閉じるには、「取消し」をクリックします。 |
次の手順を実行します。
フォルダを右クリックしてポップアップメニューから「アクセス権」を選択して、「フォルダのアクセス権」ダイアログを表示します。
「追加」をクリックして、「新しいアクセス権を追加」ダイアログを表示します。
「ユーザ」テキストボックスに、ユーザーの名前を入力します。
必要な許可の一部またはすべてを選択します。
「使用状況」
「招待」
「読みとり」
「削除」
「変更」
「了解」をクリックして変更を保存し、「新しいアクセス権を追加」ダイアログを閉じます。
変更を保存して「フォルダのアクセス権」ダイアログを閉じるには、「了解」をクリックします。
次の手順を実行します。
フォルダを右クリックしてポップアップメニューから「アクセス権」を選択して、「フォルダのアクセス権」ダイアログを表示します。
「所有者」タブをクリックして、「所有者」タブの領域を表示します。
「追加」をクリックして、「所有者」ダイアログを表示します。
「ユーザ名を入力」テキストボックスに、ユーザーの名前を入力します。
「了解」をクリックして変更を保存し、「所有者の追加」ダイアログを閉じます。
変更を保存して「フォルダのアクセス権」ダイアログを閉じるには、「了解」をクリックします。
所有者に、異なるレベルのアクセス権を付与できます。特に指定しない限り、所有者はフォルダに対する Public、Private、および Confidential なタスクやイベントを表示したり変更することができます。
次の手順を実行します。
フォルダを右クリックしてポップアップメニューから「アクセス権」を選択して、「フォルダのアクセス権」ダイアログを表示します。
「アクセス権」タブの領域でユーザーを選択します。
必要な許可の一部またはすべてを選択解除します。
「使用状況」
「招待」
「読みとり」
「削除」
「変更」
または、「削除」をクリックして、リストからユーザーを削除します。
変更を保存して「フォルダのアクセス権」ダイアログを閉じるには、「了解」をクリックします。
次の手順を実行します。
フォルダを右クリックしてポップアップメニューから「アクセス権」を選択して、「フォルダのアクセス権」ダイアログを表示します。
「所有者」タブをクリックして、「所有者」タブの領域を表示します。
リストからユーザーを選択します。
「削除」をクリックして、所有者リストからユーザーを削除します。
変更を保存して「フォルダのアクセス権」ダイアログを閉じるには、「了解」をクリックします。