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このマニュアルでは、以下の項目について説明します。
付録 A では、一時的な限定リリースである Solaris 10 3/05 HW1 オペレーティングシステムを実行するハードウェア製品のユーザーを対象に、以下の項目について説明しています。
付録 B では、一時的な限定リリースである Solaris 10 3/05 HW2 オペレーティングシステムを実行するハードウェア製品のユーザーを対象に、以下の項目について説明しています。
Solaris 10 ソフトウェアをインストールする前に、表 1 をご覧になり、インストール方法に合わせてほかの関連マニュアルも参照してください。
CD または DVD から Solaris OS をアップグレードする場合、または Live Upgrade を使用する場合 |
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無人のカスタム JumpStart インストールを実行する場合、または JumpStart インストール時に RAID-1 ボリュームを作成する場合 |
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Solaris 10 1/06 OS のリリースの前は、UltraSPARC IV+ CPU/ メモリーボードまたはシステムボードを搭載した Sun ハードウェアプラットフォ―ムに、一時的な限定リリースである Solaris 10 3/05 HW1 ソフトウェアが付属していました。UltraSPARC T1 プロセッサを搭載する Sun Fire T2000 システムには、一時的な Solaris 10 3/05 HW2 OS が付属していました。HW1 または HW2 ソフトウェアは、最初からそのソフトウェアが付属していなかったシステムには決してインストールしないでください。
Solaris 10 3/05、Solaris 10 3/05 HW1、または Solaris 10 3/05 HW2 OS を実行しているシステムはすべて Solaris 10 1/06 OS にアップグレードすることができます。システムまたはドメインが現在 Solaris 10 3/05 OS を実行している場合は、アップグレードプロセスで HW1 ソフトウェアをインストールしないでください。Solaris 10 1/06 OS ではなく HW1 OS をインストールする必要がある場合は、HW1 OS のフレッシュインストールを実行してください。ただし、ハードウェアが現在 Solaris 8 2/04 リリースまたは Solaris 9 4/04 OS リリースを使用している場合は、HW1 OS のアップグレードを実行することもできます。
注 - システムが HW1 または HW2 OS を実行している場合は、 付録 A または 付録 B に挙げられている補足情報と統合パッチの一覧を参照してください。 |
以下の作業を行う場合には、システムのアーキテクチャー (プラットフォームグループ) を把握する必要があります。
サブネットに起動サーバーを設定する場合
ネットワークインストール用のクライアントを追加する場合 (スタンドアロン、サーバー、データレス、ディスクレス)
カスタム JumpStart インストールの規則ファイルを記述する場合
次の表に、Solaris 10 リリースでサポートされる Sun ハードウェアシステムの SPARC プラットフォーム名とプラットフォームグループの一覧を示します。SPARC プラットフォームはすべて 64 ビットですが、64 ビットと 32 ビットの両方のアプリケーションを実行できます。これらのプラットフォームでは、Solaris 10 リリースを使用するための特別なインストール手順やアップグレード手順は必要ありません。
注 - 表 2 に記載されているプラットフォームは、sun4v プラットフォームグループに含まれているものです。表 3 に記載されているプラットフォームは、sun4u プラットフォームグループに含まれているものです。ほかのシステムのプラットフォームグループについては、『 Solaris 10 インストールガイド』を参照してください。 |
Sun Fire T2000 (最小限の必須ソフトウェア:
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SUNW,Sun-Fire-T200 |
Ultra 45 (最小限の必須ソフトウェア:
Solaris 10 1/06) |
SUNW,A70 | |
Sun Fire E2900[1] |
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サポートされる x86 ベースのシステムについては、次の Web サイトの『Solaris ハードウェア互換リスト』を参照してください。
http://www.sun.com/bigadmin/hcl
「Sun Graphics Platform Matrix」には、グラフィックスアクセラレータとともに、各アクセラレータがサポートするサンのハードウェアおよびソフトウェアプラットフォームの一覧が示されています。「Sun Graphics Platform Matrix」を含む、グラフィックスアクセラレータに関するすべてのマニュアルは、次の Web サイトで参照できます。
http://www.sun.com/desktop/products/graphics
すでにリリースされているカードについては、Solaris 10 on Sun Hardware Collection に含まれている『Sun フレームバッファー使用の手引き』を参照してください。
電源管理システムは、米国 EPA (Environmental Protection Agency) のコンピュータ製品用の省電力ガイドライン (Energy Star®) に準拠しています。次に示す方法でシステムの消費電力を節約します。
Sun Microsystems, Inc. では、このガイドラインに準拠するために、電力が効率的に使用されるようにハードウェアを設計しています。また、電源管理設定を構成する Power Management ソフトウェアも提供しています。使用しているシステムで機能するバージョンを判別するための電源管理ソフトウェアの機能、デフォルト値、およびコマンドについての詳細は、Solaris 10 Documentation Collection の『Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
Solaris x Software Supplement というラベルが付いた CD (サプリメント CD とも呼ばれる) は Solaris リリースでは提供されなくなり、Solaris DVD の内容を分割した CD はなくなりました。Solaris 9 のサプリメント CD に収録されていたソフトウェアとマニュアルは、現在は Sun Microsystems のソフトウェアダウンロードサイトからダウンロードできるようになっています。
表 4 に、サプリメント CD に収録されていたアイテムのバージョンと現在格納されている場所を示します。
http://sun.com/software/download (Solaris 10 ではこのソフトウェアはサポートされない) |
今までサプリメント CD に収録されていた Solaris 10 on Sun Hardware Document Collection は、次に示す Web サイト上のほかの Solaris 10 Documentation から入手できます。
Solaris 10 on Sun Hardware Document Collection には、Solaris 10 に含まれるドライバでサポートされるネットワークアダプタについて詳しく説明したマニュアルが含まれます。
システムで使用されているネットワークアダプタのデバイスドライバを調べるには、ifconfig -a コマンドを使用します。このコマンドを実行すると、plumb されたすべてのネットワーク接続の一覧が表示されます。
Solaris メディアにデバイスドライバが付属しているネットワークアダプタのデバイス名と特記事項を、表 5 に示します。その他のデバイスドライバについては、次の Web サイトで、使用している Solaris バージョンの System Administrator Collection を参照してください。
SunVTS (Sun Validation Test Suite) は、サンのハードウェアをテストするための診断プログラムです。SunVTS の複数のハードウェア診断テストでは、SPARC と x86 アーキテクチャーのほとんどのハードウェア制御装置とデバイスの接続性および機能性を評価することができます。また SunVTS は、開発者に独自のテスト・診断ツールを作成する基盤を提供します。このとき作成したツールは、SunVTS と共通のインタフェースで実行できます。
Solaris 10 よりも前のリリースでは、SunVTS ソフトウェアはリリース用のサプリメント CD に収録されていました。現在 SunVTS ソフトウェアパッケージは、Solaris 10 DVD の次のディレクトリに入っています。
このディレクトリ内のソフトウェアは、Solaris のインストール時に自動的にインストールされることはありません。
次のサイトでも最新の SunVTS リリースを入手できます。
http://sun.com/software/download
最新バージョンの SunVTS ソフトウェアを検索して使用するには、次の Web サイトの Solaris on Sun Hardware Collection にある Sun Validation Test Suite マニュアルを参照してください。
OpenBoot 緊急時の処理に関する情報は、以前はこのマニュアルに記載されていましたが、現在は『OpenBoot 4.x Command Reference Manual』(Part No. 816-1177) に収録されています。