名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | オペランド | 終了ステータス | ファイル | 属性 | 関連項目
/usr/sbin/lustatus [-l error_log] [-o outfile] [BE_name] [-X]
lustatus コマンドは、Solaris オペレーティング環境の Live Upgrade 機能を提供するコマンド群の 1 つです。Live Upgrade 機能の説明については、live_upgrade(5) のマニュアルページを参照してください。
lustatus コマンドは、ブート環境 (BE) BE_name のステータスを表示します。BE を指定しない場合は、システム上のすべての BE のステータスを表示します。
lustatus コマンドでは、次の見出しの下に情報が出力されます。
BE の名前です。
BE がブート可能かどうかを示します。現在何らかの操作が行われている場合や、lucreate(1M) または luupgrade(1M) の操作に失敗した場合、BE は未完了のステータスになります。たとえば、BE 上でコピー操作が実行中であったり、コピー操作がスケジュールされている場合、その BE のステータスは未完了と見なされます。
BE が現在アクティブであるかどうかを示します。「アクティブな」BE とは、現在ブートされている BE です。
BE が次回のシステムのリブート時にアクティブになるかどうかを示します。
BE 上でコピー、比較、またはアップグレードの操作が行われていないことを示します。また、この BE のファイルシステムは、現在 1 つもマウントされていません。これらの条件がすべてそろったとき、この BE を削除できます。
BE の作成や再生成がスケジュールされているかどうか、あるいは、アクティブ (実行中) かどうかを示します。この見出しの下に、ACTIVE、COMPARING (lucompare(1M) を参照)、UPGRADING、または SCHEDULED というステータスが表示されている場合、Live Upgrade 機能を使ったコピー、名前の変更、アップグレードは実行できません。
lustatus の出力例を以下に示します。
BE_name Complete Active ActiveOnReboot CopyStatus ------------------------------------------------------------------------ disk_a_S7 yes yes yes - disk_b_S7database yes no no UPGRADING disk_b_S8 no no no - |
未完了である disk_b_S8 のコピー、名前の変更、アップグレードは実行できません。同じく、Live Upgrade 操作が保留状態になっている disk_b_S7database のコピー、名前の変更、アップグレードも実行できないことに注意してください。
lustatus コマンドを実行するには、root 権限が必要です。
lustatus コマンドには、次のオプションを指定できます。
エラーメッセージと状態メッセージを、現在の環境での書き込み先だけでなく、error_log にも書き込みます。
すべてのコマンド出力を、現在の環境での書き込み先だけでなく、outfile にも書き込みます。
XML 出力を有効にします。XML の特性は DTD (/usr/share/lib/xml/dtd/lu_cli.dtd.<num>) に定義されています。<num> は、各 DTD ファイルのバージョン番号を示します。
次の属性については attributes(5) のマニュアルページを参照してください。
属性タイプ |
属性値 |
---|---|
使用条件 |
SUNWluu |