名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | オペランド | 使用例 | 終了ステータス | 属性 | 関連項目
/usr/sbin/metaclear -h
/usr/sbin/metaclear [-s setname] -a [-f]
/usr/sbin/metaclear component
/usr/sbin/metaclear [-s setname] [-f] metadevice... hot_spare_pool...
/usr/sbin/metaclear [-s setname] -r [-f] metadevice... hot_spare_pool...
/usr/sbin/metaclear [-s setname] -p component
/usr/sbin/metaclear [-s setname] -p metadevice
metaclear コマンドを使用すると、指定したメタデバイスまたは hot_spare_pool が削除されるか、または指定したコンポーネントからすべてのソフトパーティションが削除されます。メタデバイスやホットスペア集合を削除した後、再度使用するには metainit を使用して再生成する必要があります。
現在使用中の (オープンしている) メタデバイスは削除できません。
以下のオプションのうち、-h 以外のオプションを実行するには、スーパーユーザーになる必要があります。
-s により指定されているセット内、またはデフォルトではローカルセット内にある、すべてのメタデバイスと構成されたホットスペア集合を削除します。
エラー状態のサブコンポーネントが含まれているメタデバイスを (強制的に) 削除します。
使用方法に関するメッセージを表示します。
指定したメタデバイスまたはコンポーネントからすべてのソフトパーティションを削除します。
指定したメタデバイスとホットスペア集合を再帰的に削除しますが、ほかの要素が依存しているメタデバイスは削除しません。
metaclear を実行するディスクセットの名前を指定します。このオプションを使用すると、指定したディスクセット内で metaclear コマンドが実行されます。このオプションを使用しない場合は、ローカルのメタデバイスやホットスペア集合に対して、metaclear コマンドが実行されます。
削除されるメタデバイスの名前を指定します。
削除されるソフトパーティションを含むコンポーネントの c*d*t*s* 名を指定します。
削除されるホットスペア集合の名前を hspnnn という書式で指定します。この場合、nnn には、000 から 999 までの数字を指定します。
以下の例では、d10 という名前のメタデバイスを削除します。
# metaclear /dev/md/dsk/d10 |
以下の例では、システム上のローカルメタデバイスとホットスペア集合をすべて削除します。
# metaclear -a |
以下の例では、ミラー d20 と、エラー状態のサブミラーを削除します。
# metaclear -f d20 |
以下の例では、hsp001 という名前のホットスペア集合を削除します。
# metaclear hsp001 |
以下の例では、ソフトパーティション d23 を削除します。
# metaclear d23 |
以下の例では、ソフトパーティションがほかのメタデバイスによって使用されていない場合、または開いていない場合に、スライス c2t3d5s2 上のすべてのソフトパーティションを削除します。
# metaclear -p c2t3d5s2 |
以下の例では、メタデバイスからソフトパーティションを削除します。
# metaclear -p d2 d3: Soft Partition is cleared d4: Soft Partition is cleared d5: Soft Partition is cleared |
以下の属性については、attributes(5) のマニュアルページを参照してください。
属性タイプ |
属性値 |
---|---|
使用条件 |
SUNWmdu |
mdmonitord(1M), metadb(1M), metadetach(1M), metahs(1M), metainit(1m), metaoffline(1M), metaonline(1M), metaparam(1M), metarecover(1M), metarename(1M), metareplace(1M), metaroot(1M), metaset(1M), metassist(1M), metastat(1M), metasync(1M), metattach(1M), md.tab(4), md.cf(4), mddb.cf(4), attributes(5), md(7D)