名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | オペランド | 使用例 | ファイル | 終了ステータス | 属性 | 関連項目
/usr/sbin/metaroot -h
/usr/sbin/metaroot [-n] [-k system-name] [-v vfstab-name] [-c mddb.cf-name] [-m md.conf-name] [-R root-path] device
metaroot コマンドは、ルートファイルシステム (/) が適切なメタデバイス上に設定された状態でシステムを起動できるように、/etc/vfstab ファイルと /etc/system ファイルを編集します。ルートファイルシステムをサポートするメタデバイスは、単一スライスのストライプ、または、単一スライスのストライプ上にあるミラーのみです。
必要に応じて、metaroot コマンドはメタデバイス上に構成されたルートファイルシステム (/) からブートするように設定されているシステムの設定を、物理スライスを使用するようにリセットすることができます。
以下のオプションのうち、-h 以外のオプションを実行するには、スーパーユーザーになる必要があります。
以下のオプションがサポートされています。
メタデバイスデータベースの位置が記述されるデフォルトのファイル /etc/lvm/mddb.cf の代わりに、mddb.cf-name を使用します。
使用方法に関するメッセージを表示します。
デフォルトの /etc/system システム構成ファイルの代わりに、ユーザーが指定した system-name を編集します。
デフォルトの /kernel/drv/md.conf ではなく、md.conf-name により指定されている構成ファイルを編集します。
実際に処理を行わずに、処理内容を出力します。
metaroot がシステムファイルを変更する場合、root-path の下位にある相対位置でシステムファイルにアクセスします。
-R オプションは、-c、-k、-m、または -v オプションと組み合わせて使用することはできません。
いかなる非大域ゾーンのルートファイルシステムも -R で参照しないでください。 この操作によって、大域ゾーンのファイルシステムを損傷したり、大域ゾーンのセキュリティを損ねたり、非大域ゾーンのファイルシステムを損傷する可能性があります。 zones(5) のマニュアルページを参照してください。
ファイルシステムのデフォルトを設定するデフォルトテーブル /etc/vfstab の代わりに、vfstab-name を編集します。
以下の例では、/etc/system と /etc/vfstab を編集して、メタデバイス d0 上にルートファイルシステムを定義します。
# metaroot d0 |
以下の例では、/etc/system と /etc/vfstab を編集して、SCSIディスクデバイス /dev/dsk/c0t3d0s0 上にルートファイルシステムを定義します。
# metaroot /dev/dsk/c0t3d0s0 |
システム構成情報ファイル。system(4) を参照してください。
ファイルシステムのデフォルトを指定するファイル
メタデバイス状態データベースの位置が記述されているファイル
メタデバイスドライバ md 用の構成ファイル
以下の属性については、attributes(5) のマニュアルページを参照してください。
属性タイプ |
属性値 |
---|---|
使用条件 |
SUNWmdu |
mdmonitord(1M), metaclear(1M), metadb(1M), metadetach(1M), metahs(1M), metainit(1m), metaoffline(1M), metaonline(1M), metaparam(1M), metarecover(1M), metarename(1M), metareplace(1M), metaset(1M), metassist(1M), metastat(1M), metasync(1M), metattach(1M), md.tab(4), md.cf(4), mddb.cf(4), attributes(5), md(7D)
名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | オペランド | 使用例 | ファイル | 終了ステータス | 属性 | 関連項目