名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | オペランド | 終了ステータス | 属性 | 関連項目 | 注意事項
/usr/sbin/metasync -h
/usr/sbin/metasync [-s setname] [buffer_size] metadevice
/usr/sbin/metasync [-s setname] -r [buffer_size]
/usr/sbin/metasync -p metadevice
metasync コマンドは、指定された metadevice の再同期処理を開始します。再同期が必要なすべてのコンポーネントに対して再同期処理が行われます。RAID5 の初期化中や再同期処理中にシステムがクラッシュした場合、システムがリブートされるとそれらの処理が再開されます。
metasync による再同期処理中でも、アプリケーションはメタデバイスにアクセスすることができます。また、metasync は、カーネル内部からもコピーを行い、ユーティリティの処理効率が向上します。
ブート用スクリプトの中で -r オプションを使用すると、すべてのサブミラーが再同期処理されます。
以下のオプションがサポートされています。
使用方法に関するメッセージを表示します。
RAID5 メタデバイスのパリティー情報を生成し直します。
metasync を実行するディスクセットの名前を指定します。-s オプションを使用すると、指定したディスクセット内で管理機能が実行されます。このオプションを使用しない場合は、ローカルのメタデバイスに対して metasync が実行されます。
システムのリブート時に行う、特別な再同期処理を行います。metasync -r は、svc:/system/mdmonitor サービスからのみ起動するべきです。metasync コマンドは、再同期が必要なメタデバイスに対してのみ再同期処理を行います。metasync は、パス番号に従ってすべてのミラー再同期処理をスケジュールします。
svc:/system/mdmonitor サービスが使用するデフォルトのバッファーサイズの値を変更するには、/etc/system を編集して指定します。
set md_mirror:md_resync_bufsz = 2048 |
上記のように指定すると、再同期処理の速度が最大になります。
ミラーの再同期に使用する内部コピーバッファーのサイズ (512 バイトディスクブロックの数) を指定します。デフォルトは 512 バイトディスクブロック 128 個分 (64 K バイト) です。2048 ブロックを超える値は使用できません。最良の性能を求める場合 (つまり、再同期処理を最速で実行したい場合)、推奨されるサイズは 2048 ブロックです。
以下の属性については、attributes(5) のマニュアルページを参照してください。
属性タイプ |
属性値 |
---|---|
使用条件 |
SUNWmdu |
mdmonitord(1M), metaclear(1M), metadb(1M), metadetach(1M), metahs(1M), metainit(1m), metaoffline(1M), metaonline(1M), metaparam(1M), metarecover(1M), metarename(1M), metareplace(1M), metaroot(1M), metaset(1M), metassist(1M), metastat(1M), metattach(1M), md.tab(4), md.cf(4), mddb.cf(4), attributes(5), md(7D)
metasync サービスを管理するには、サービス管理機能 smf(5) を使用します。このとき、次のサービス識別子を使用します。
svc:/system/mdmonitor |
このサービスに対する管理アクション (有効化、無効化、または再起動の要求など) を実行するには、svcadm(1M) を使用します。サービスの状態を照会するには、svcs(1) コマンドを使用します。