Solaris 10 6/06 ご使用にあたって

SPARC: smosservice delete コマンドですべてのディレクトリが正常に削除されるとは限らない (6192105)

smosservice delete コマンドを使用してディスクレスクライアントサービスを削除した場合、すべてのサービスディレクトリが正常に削除されるとは限りません。

回避方法: 次の手順を実行します。

  1. そのサービスを使用するクライアントが存在しないことを確認します。


    # unshare /export/exec/Solaris_10_sparc.all
    # rm -rf /export/exec/Solaris_10_sparc.all
    # rm -rf /export/exec/.copyofSolaris_10_sparc.all
    # rm -rf /export/.copyofSolaris_10
    # rm -rf /export/Solaris_10
    # rm -rf /export/share
    # rm -rf /export/root/templates/Solaris_10
    # rm -rf /export/root/clone/Solaris_10
    # rm -rf /tftpboot/inetboot.sun4u.Solaris_10
  2. 次のエントリを /etc/bootparams ファイルから削除します。


    fs1-24 boottype=:os

    注 –

    このエントリを削除するのは、このファイルサーバーが関数や資源をほかのサービスに提供していない場合に限られます。


  3. 次のエントリを /etc/dfs/dfstab ファイルから削除します。


    share -F nfs -o ro /export/exec/Solaris_8_sparc.all/usr
  4. /var/sadm/system/admin/services/Solaris_10 ファイルを変更します。

    • ファイルサーバーが Solaris_10 でない場合は、そのファイルを削除します。

    • ファイルサーバーが Solaris_10 である場合は、冒頭の 3 行を残し、あとのエントリをすべて削除します。削除した行は、/export/root/templates/Solaris_10 に含まれるサービス USR_PATH および SPOOLED ROOT のパッケージとサポートされるプラットフォームを示します。